中国商務省によると、昨年の中国企業の欧州への直接投資額は前年比57.3%増の46億1千万ドル(約3500億円)と急増した。債務危機で欧州企業の資金繰りが悪化していることをとらえ「12年は中国企業の海外M&Aにはまたとないチャンス」(中国の調査会社)との見方が広がる。
もっとも、中国企業に対する警戒感も根強い。柳工機械のポーランド企業の買収案件では、労組の反発で交渉が1年以上続いている。中国の自動車メーカーなど2社が計画したスウェーデンの自動車メーカー、サーブ買収も、サーブの元親会社である米ゼネラル・モーターズ(GM)が技術流出を嫌って反発。中国2社は買収断念に追い込まれた。
- 「中国企業、欧州M&A攻勢 建機、高級ヨット、電気機器…市場開拓狙う、技術流出で摩擦」, 日本経済新聞(朝刊), 2012年2月1日.