「金正日の急死で権力の空白が生まれる」と欧米や日韓が右往左往しているのも、この権力構造[=金正日個人が絶対的な権力を握る専制政治というよりも、軍部と権力を共有した独裁体制]が十分に認識されていないからだ。権力の空白が生まれる可能性は低い――金正日は権力の頂点に立った象徴だったが、実際には軍部こそが支配権力であり、その軍部は既に不動の地位を確立している。
— 「『金正日』という名の虚像」, ニューズウィーク日本版, 2012.1.4-11, p.21.